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一杯の幸せ♪【幸せの黄色いカップ(黄)】

価格: ¥380 (税込)
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なしかのオリジナル焼酎カップ!

大分麦焼酎なしか!をもっと美味しく、楽しくする焼酎カップ。

この幸せの黄色いカップで、毎日の晩酌タイムをより楽しく演出してみてはいかがでしょうか。

【なしかワールド】へあなたをいざないます☆☆

ガマンを身につけいけんのち。
父ちゃんは結婚しちから、ものすごガマン強うなったんち。

なしか!


なしかの板塀

子どもの頃の町の印象は、まず、板塀だった。
板塀は大きくて、その上に柿の木の枝が見えていた。
「小便するべからず」という張り紙もあった。「へのへのもへじ」の落書きもあった。
そんな板塀に、竹の棒を当てて、カタカタカタと意味のないことをよくしていた。
そのそばには、ゴミ箱があって、電信柱があった。電信柱には映画のポスターが張ってて、映画スターの顔にヒゲを書いたりしては、ひとりで笑っていた。
そんなことをしながら、板塀の角を曲がると、犬と出くわして、驚いて逃げたり、転んだりしていた。
そしてまた歩き始めると、板塀の中から三味線の音が聞こえたり、お経が聞こえたり、おばちゃんが塀越しに話していたりしていた。
子どもの声が聞こえると、板の節穴から、覗いたりもした。
それぞれの家の様子が垣間見れて、なんだかドキドキした。
覗いているのがバレると水をかけられたりもした。

板塀の向こうには、庭があって、そして家庭があるということが、なんだか不思議だった。
古くて腐りかけたような板塀もあった。
また、虫除けのコールタールの匂いが忘れられない。
日当たりのいい板塀は、夕方になってもあったかくて、しばらく触ったりしていた。
そんなことをしながら、ぼんやりと歩いていた子どもの頃が、懐かしくてしょうがない。
そんな様子の街並みが少なくなったからだろう。
それでも、昔の風情ある町に行くと、板塀を見ることができる。
しかし、低く感じる。自分が大きくなったからなんだろうが、どうも印象が違うので、しゃがんでみると、昔の感覚に戻った。

たまにこうして視線を低くしないといけないと思った。
おとなの視線からでは、見えないものがたくさんある。
自分の心に高い板塀を立ててしまっていたのだろう。

                     【なしかの本15 より抜粋】



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